コンポストの発酵促進剤は何がいい?

EM菌とは

 

「発酵促進剤」と検索すると、
EM菌を使用したものが多く出てきます。

EM菌ってなんだろう?

↓ 外部リンク 有用微生物群

 

EM菌(有用微生物群)とは、
琉球大学農学部教授であった比嘉照夫氏が命名した微生物群
のこと。

この有用微生物群は「土壌改良」や「水質浄化」に効果があるとして
多くの市町村でも使用された事例があります。

大手メーカーで販売されている発酵促進材商品にも
EM菌が使用されているものが多くあります。
お手軽なので、私も当初EMぼかしを使用していました。

しかし、その一方で、

「飲めばガンが治る」「万能治療薬」などの眉唾的な主張もあり
インチキ、疑似科学であるという批判があります。
実際に、正式な論文は無く、その効果は実証解明されていないそうです。

 

サイエンスライター片瀬久美子さんが
私財を投じて検証実験をされた結果を「note」で発表されています。

 

↓ 外部リンク 「EM菌の正体(構成微生物を調べました) 」

note(ノート)

 EM菌は、元々農業用の微生物資材として堆肥作りを目的として開発されましたが、「農業、環境、健康、食品加工、化学合成、…

 

 

結果を読んでみたところ、
難しい試験結果のDATAは理解できませんでしたが、

「EMぼかし」の主要な構成微生物は、
嫌気発酵で有用な菌であることがわかります。

発酵促進剤として使用するにはまったく問題ない と私は判断しました。

しかし、直接飲んだりするのは止めた方がいいと思いました。
EM菌の培養中からは、日和見感染菌が検出されていますので。
(体が弱った人などは病気になる病原体・
弱毒微生物・非病原微生物・平素無害菌などと呼ばれる)

しかしながら、
科学の進歩でインチキや疑似ではないかと思われたことが真実になることがあるのも事実です。

実際に、今では常識である
膨張宇宙論「ビックバン」も量子物理学「相対性理論」ですら、
当初は有り得ないことだと嘲笑された事。

そのような事からも、私、個人的には、
「本当のことは、まだ、よくわからない」
としておくのが妥当かなと思っています。

ビックバン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%90%E3%83%B3
相対性理論
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E5%AF%BE%E6%80%A7%E7%90%86%E8%AB%96

 

どんな発酵促進剤がいいのか

 

さて、それでは
「発酵促進剤」
何を使用するのが良いのか?

日本土壌肥料学会にご相談したところ、
肥料の専門家で農学博士の藤原俊六郎先生に
お伺いできる機会をいただきました💝

 

いまいち
嫌気性発酵の発酵促進剤を探しています。
農業をされている方はボカシなどを手作りされていますが、
都会暮らしの片手間でも簡単にと思うと、
容易に手に入る商品を利用することを薦めたいと
思って探しています。

 

藤原先生

米ぬかで十分です。

私たちの周りには菌がウヨウヨしていて
自然に存在している菌が活躍してくれるので、
特に買わなくて良いです。

 

いまいち

嫌気性発酵を促すためには米ぬかで十分だということですか?
米ぬかだけでは不十分で腐敗へ傾く可能性があるから、
「発酵促進剤」「EMぼかし」という商品があるのだと思っていました。

市販で売られている「発酵促進剤」の目的は、
「発酵の促進」ではなく他の目的、たとえば、
畑の栄養分を足すという目的の商品構成なのですか?

 

藤原先生

EMボカシの主体は
米ぬかに糖蜜などが混合した物と思います(最近は見ていないのですが)。

これは菌の栄養剤で、
実際に働くのは空中や生ごみにいる雑菌類です。

ずいぶん昔、EMブームの頃、各種の微生物資材について、
放射線殺菌した物と現物を使った比較試験をしたら差がなく、
添加菌の効果がないことを試験したことがあります。

 

いまいち

そうなんですね!
試験での結果とのことで、説得力があります。

EMぼかしでやっていた嫌気性コンポストを
米ぬかだけに変えても今のところ腐敗している感じは無く、

どう考えればいいのか? 迷っていました。

これで迷いなく、米ぬかonlyに変更したいと思います。

 

 

藤原先生

EMのように学問的におかしなところがあっても
「これが良い」と信念をもってやれば、うまくゆきます。
逆に、良い方法を勧めても、気乗りしないでやると失敗します。

昔、農家相手に微生物資材の講演をしていたとき、
効果があいまいという話をしてると皆さん退屈していました。

最後に「一番良い資材を紹介しましょう」というと、目を輝かせてくれます。

沈黙の後「一万円札を切って入れましょう」といいました。

つまり、お金を掛けると面倒見が良くなって良い堆肥ができるという意味です。

微生物資材を使うことにはそれなりの効果があります。
あなたが好きな方法で試してください。

 

いまいち
ユーモア満載で勇気がでる、
ありがた〜いお教えですね!!!

ということで、

有機だけに勇気をもって、
自分の信じる道をいきましょう~♪

私は、お金は控えめ、
愛情かけて、堆肥化を目指します。

 

藤原先生は、現在ボランティアなども精力的におこなわれています。
川崎市のはぐるま稗原農園で行われている
コンポスト講座『生ごみだけで無肥料・無農薬栽培をはぐるまの会』
ワクワク楽しい藤原先生の教えを直接聴いてみるチャンス。

お近くの方はぜひ行ってみよう~~~♫

↓コンポスト講座の詳細はこちらから
生ごみ堆肥を使った菜園講座Ⅳ2020春

この度は、
日本土壌肥料学会様と藤原俊六郎先生には
温かいご対応をいただきました。
改めて、お礼申し上げます。
ありがとうございました!

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